マウスピース矯正のメリットとデメリットとは?見た目重視の方が知っておきたいポイント
- 2025年11月10日
- 矯正歯科
近年、歯並びを整える方法として「マウスピース矯正」を選ぶ方が増えています。透明な装置で目立ちにくく、仕事や日常生活で矯正をしていることを気づかれにくい点が魅力です。しかし、その見た目の良さだけで選んでしまうと、思わぬトラブルや治療の遅れが生じることもあります。マウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。この記事では、マウスピース矯正の特徴を「メリット」と「デメリット」の両面から整理し、治療前に知っておきたいポイントについて解説します。
1. マウスピース矯正の主なメリットとは
マウスピース矯正は、透明な装置を用いて歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。装置の見た目や取り扱いの手軽さから、特に成人の方に選ばれています。ここでは、代表的なメリットを紹介します。
①目立ちにくく自然な見た目
透明なマウスピースは装着していても目立ちにくく、人前に出る仕事をしている方や接客業の方でも矯正を続けやすい可能性があります。
➁取り外しができて衛生的
食事や歯みがきの際に装置を外せるため、食べ物の制限が少なく、むし歯や歯周病のリスクも抑えやすい点が特徴です。
③金属アレルギーの心配が少ない
金属を使用しないため、金属アレルギーのある方でも使用が検討できます。また、ワイヤーやブラケットによる口の中の傷も起こりにくいでしょう。
④装着時の痛みが比較的少ない
歯を少しずつ動かすため、強い痛みを感じにくい傾向があります。日常生活への支障が少ないことも選ばれる理由の一つです。
⑤通院回数が少なく済む場合がある
ワイヤー矯正のような細かな調整が不要なため、数週間〜1か月に1度の通院で進行を確認するケースが多いです。
矯正治療は長期間にわたるものだからこそ、自分に合った方法を選ぶことが大切です。マウスピース矯正のメリットをしっかり理解し、日々の生活の中で無理なく続けられるかどうかを考えながら、納得のいく選択をしていきましょう。
2. マウスピース矯正の注意すべきデメリットとは
マウスピース矯正は多くのメリットがありますが、すべての症例に適しているわけではありません。ここでは、治療を始める前に理解しておきたい主なデメリットを解説します。
①自己管理が必要不可欠
マウスピースは1日20時間以上の装着が推奨されます。装着時間が短いと歯の移動が遅れ、治療期間が長引く原因となるでしょう。
➁対応できない症例がある
歯のねじれや大きなずれなど、複雑な症状ではマウスピース矯正が適さない場合があります。適応範囲は歯科医師の判断が必要です。
③装置の交換や管理の手間がある
数週間ごとに新しいマウスピースへ交換する必要があり、紛失や破損を防ぐための保管管理も求められます。
④装着時に発音しにくいことがある
慣れるまでの間は、発音がしづらく感じる方もいます。数日から数週間で改善することが多いですが、職業によっては注意が必要です。
⑤装着忘れによる治療遅延のリスク
旅行や外出時などで装着を忘れると、治療計画にズレが生じる可能性があります。継続的な自己管理が治療をスムーズに進めるための重要なポイントです。
マウスピース矯正は「目立ちにくい矯正」として知られていますが、自己管理の難しさや適応範囲の限界を理解したうえで選択することが大切です。
3. マウスピース矯正を始める前に知っておきたいポイント
マウスピース矯正を成功させるためには、治療前の準備と理解が欠かせません。ここでは、治療を始める前に確認しておきたいポイントをまとめます。
①カウンセリングで治療計画を確認する
治療前のカウンセリングでは、歯並びの状態を正確に把握し、マウスピース矯正が適しているかを歯科医師が判断します。治療期間や費用、保定期間の目安も確認しておきましょう。
➁生活習慣を見直す
装着時間を確保するためには、仕事や食事などのスケジュールを考慮する必要があります。外食や会食が多い方は、取り外しのタイミングを意識しておくとよいでしょう。
③定期通院を怠らない
マウスピース矯正は自己管理が中心ですが、定期的なチェックが欠かせません。通院を怠ると治療計画にズレが生じることがあります。
④装置の取り扱いに注意する
マウスピースは熱に弱く、誤った洗浄方法で変形することがあります。ぬるま湯や専用の洗浄剤で手入れを行い、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
⑤保定期間の重要性を理解する
治療終了後は、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、保定装置を一定期間使用します。保定期間を守ることで、歯並びの安定が期待できます。
これらのポイントを理解して準備することで、マウスピース矯正をよりスムーズに進めることができます。
4. 保土ケ谷区の歯医者 オーサムデンタルクリニックの予防歯科について
保土ケ谷区のライズモール常盤台にある歯医者 オーサムデンタルクリニックでは、むし歯や歯周病を未然に防ぐための予防歯科に力を入れています。 むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、「なる前の予防」を大切にし、定期的なクリーニングや検診を行うことで、日常の歯磨きでは落としきれない汚れを除去し、健康な口腔環境を保つことを目指します。 生活習慣に合わせたケア方法の提案も行い、ご自身でのセルフケアと歯科医院での専門的な予防処置を組み合わせることが大切です。
【保土ケ谷区の歯医者 オーサムデンタルクリニックの予防歯科の特徴】
当院の予防歯科のポイント①定期検診による早期発見・早期治療
予防歯科では、歯や歯ぐきの状態を定期的にチェックすることが重要です。早めに小さな変化を把握し、必要に応じた処置を行うことで大きな治療を避けられる可能性があります。
当院の予防歯科のポイント②専門的なクリーニング(PMTC)
歯科衛生士による専用機器を用いたクリーニング(PMTC)で、歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を効果的に取り除きます。清潔な状態を保つことで、むし歯や歯周病のリスクを軽減します。
当院の予防歯科のポイント③一人ひとりに合わせたケア指導(TBI)
食生活や歯磨き習慣は人それぞれ異なります。当院では患者さまに合わせたブラッシング方法やケア用品の使い方をお伝えし(TBI)、日常的に取り入れやすい予防法を提案します。
当院の予防歯科のポイント④フッ素塗布やシーラントにも対応
歯質を強化し再石灰化を促す「フッ素塗布」や、お子様の奥歯の溝をプラスチックで埋めてむし歯を防ぐ「シーラント」など、患者さまの状態に合わせた予防処置も行っています。
保土ケ谷区で歯医者をお探しの方は、オーサムデンタルクリニックの予防歯科をご相談ください。生活習慣やお口の状態に合わせたメインテナンス方法をご提案いたします。
まとめ
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外しができるといった多くのメリットがあります。一方で、自己管理の必要性や適応範囲の制限といったデメリットも理解することが重要です。治療を始める前に、歯科医師としっかり相談し、自分に合った治療方法を選ぶようにしましょう。 マウスピース矯正についてお悩みの方は、横浜市保土ケ谷区の歯医者 オーサムデンタルクリニックまでお問い合わせください。
監修:オーサムデンタルクリニック
院長 白木 幹
経歴 神奈川歯科大学卒業 横須賀市内のクリニックにて勤務(院長を経験)
資格・所属学会 インビザライン認定医 インプラント学会所属
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